男性型脱毛症とは

AGA(Androgenetic Alopecia)は、主に遺伝的要因と男性ホルモンの影響により進行する脱毛症です。
生え際の後退や頭頂部の薄毛として現れ、進行性であることが特徴です。

早期に適切な治療を行うことで、進行を抑制することが期待できます。

該当するお悩み

  • 生え際や頭頂部が薄くなってきた
  • 抜け毛が増えたと感じる
  • 写真や照明で地肌が目立つ
  • 帽子が手放せない
  • 年齢より老けて見られる

適切な治療で改善が期待できます。

原因

AGAは、男性ホルモン(テストステロン)が
酵素(5αリダクターゼ)によって
ジヒドロテストステロン(DHT)へ変換されることが主な要因です。
DHTは毛根に作用し、毛周期を短縮させることで毛髪の細小化を引き起こします。
遺伝的素因や体質によって、進行の程度は異なります。

診断

当院では以下を確認します。
・家族歴(遺伝要因)
・進行パターンの評価(M字型・頭頂部型など)
・生活習慣やストレス状況
・必要に応じた血液検査(ホルモン・栄養状態など)
ホルモンバランスの影響が疑われる場合には、追加評価を行うことがあります。

①薬物療法(治療の中心)

当院では、内服療法を中心に治療を行います。
● フィナステリド
主に2型5αリダクターゼを阻害し、DHTの産生を抑制します。
● デュタステリド
1型および2型5αリダクターゼを阻害します。
● ミノキシジル
・外用薬:頭皮の血流を促進し、毛母細胞の活動をサポートします。
・内服薬:血管拡張作用を利用し、発毛環境の改善を目的として使用することがあります。
※ミノキシジル内服は国内で発毛目的として承認された薬剤ではありません。
※動悸、むくみ、血圧変動などの副作用が生じる可能性があります。
※医師の管理のもとで慎重に使用します。

副作用について
フィナステリド・デュタステリドでは、
まれに性機能に関する症状(性欲低下・勃起機能の変化など)を自覚される方がいます。
ミノキシジルでは、
動悸、浮腫、血圧変動などが報告されています。
症状が気になる場合は医師にご相談ください。
当院では男性機能に関するご相談にも対応しています。

②補助療法(栄養・体調管理)

毛髪の成長には、適切な栄養状態が重要です。
・亜鉛
・ビタミンB群
・鉄 など
不足が疑われる場合には、栄養評価を行い、必要に応じて補助を行います。
※サプリメントは治療の代替ではありません。

③ライフスタイルの改善

・睡眠の確保
・過度なストレスの管理
・バランスの取れた食事
・過度な飲酒や喫煙の見直し
生活習慣の改善は、治療効果の安定にもつながります。

治療の留意点

・効果には個人差があります。
・内服治療は継続が重要です。
・自己判断で中断すると、進行が再開する可能性があります。
・副作用が疑われる場合は必ず医師にご相談ください。

AGAは進行性の脱毛症です。
早期に適切な治療を開始することが重要です。
現在の状態や治療方針について、まずはご相談ください。