
勃起不全・勃起不安定(ED)とは
勃起機能の低下は、単なる加齢現象ではなく、
血流・ホルモン・睡眠・体重など複数の要因が関与します。
当院では、症状だけでなく背景要因を含めて総合的に評価します。
該当するお悩み
- 性行為の途中で硬さが維持できない
- 最後まで続くか常に心配になる
- 満足させられていないのではという罪悪感
- 関係が冷え込むのではという不安
- 男性としての自信が揺らぐ
- 恋愛や新しい出会いに消極的になる

適切な治療で改善が期待できます
EDの主な背景要因
EDは“全身状態”のサインであることがあります。
① 血管・血流
動脈硬化、高血圧、糖尿病などがあると
陰茎への血流が低下し、勃起が維持しづらくなります。
② ホルモン(テストステロン)
テストステロンの低下は
性欲低下や勃起力低下の一因となります。
必要に応じて血液検査を行い評価します。
→ TRT
③ 睡眠(睡眠時無呼吸症候群:SAS)
SASでは夜間の低酸素状態により
血管機能やホルモン分泌が低下することがあります。
いびき・日中の眠気がある場合は評価を行います。
→ SAS
④ 肥満・代謝異常
肥満や内臓脂肪の増加は
血管機能の低下やテストステロン低下に関与することがあります。
体重管理がED改善につながるケースもあります。
→ 体重管理(GLP-1)
治療の考え方
ED治療は内服薬を基本とし、症状や治療反応に応じて医療機器などの選択肢も検討します。
①薬物療法 (PDE5阻害薬)
シルデナフィル、タダラフィルなどのPDE5阻害薬は、陰茎の血流を改善し勃起機能を補助する治療です。
症状や生活スタイルに合わせて、必要な時に服用する方法(頓服)と、低用量を毎日服用する方法があります。
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頓服(必要時服用)
性行為の前に服用する一般的な方法です。
勃起の硬さを補助し、性行為をサポートします。
当院では症状や生活スタイルに応じて、以下の薬剤を選択できます。
• シルデナフィル(バイアグラ)
硬さを重視する方に選ばれることが多い薬です。
• バルデナフィル(レビトラ)
即効性が比較的高いとされています。
• タダラフィル(シアリス)
作用時間が長く、自然なタイミングで使用しやすい薬です。
• アバナフィル(アバナ)
比較的速やかに作用するとされています。
※医師の診察のもと処方します。
低用量毎日内服(デイリー療法)
低用量のタダラフィルなどを毎日服用する方法です。
血管機能を安定させ、自然な勃起をサポートする目的で用いられます。
「タイミングを気にせず自然に過ごしたい」
「中折れが気になる」
といった方に選択されることがあります。
また、血管機能の安定化を目的として男性パフォーマンス外来の一環として検討されることもあります。
※医師の診察のもと処方します。
②背景要因の評価と治療
症状の背景に
- テストステロン低下
- 睡眠時無呼吸症候群
- 肥満・代謝異常
がある場合には、それぞれに応じた治療を検討します。
持病や服薬状況によっては適さない治療もあります。
診察のうえ、安全性を確認しながら治療方針をご提案します。
どの検査や治療が適しているか分からない場合も、まずはご相談ください。
③陰圧式勃起補助具(ビガー2020)
内服治療で十分な効果が得られない場合や、薬が使いにくい場合には、陰圧式勃起補助具(ビガー2020)という選択肢があります。
陰圧により陰茎に血流を集め、勃起を補助する医療機器です。
ビガー2020は国内承認された管理医療機器で、男性性機能障害診療ガイドラインにも関連項目が掲載されています。
薬物療法と併用することで、硬さや維持力の補助が期待されます。
また、陰茎への血流を促す目的でリハビリ的な使い方が検討されることもあります。
